これはありがたい!スライディングシート

寝たきりの方など、体を起こすことが困難な方を介助する場合に便利なスライディングシートの紹介です。
いろんなメーカーから同じような商品が出ていますが、私は東レのものを使用しています。
このシートは、滑りやすいツルツルした素材で筒状に縫製されているので、上に重量物が載っていても横(地面と水平方向に)スライドしやすいように設計されています。

写真は二つ折りにしています

使用前には、介助されるご本人の体の下に、スライディングシーツを敷きこむ必要があります。
体の下に敷きこむためには、ご本人に横向きになって(背中を上げて)もらって、片側ずつ整えていきます。まず右側に向いてもらったならば、左半身が乗ることになる部分をキレイに敷くと同時に残り部分を体の下に差し込み、次に左側を向いてもらって右半身が乗ることになる部分を整えます。最後に仰向けに戻ってもらえば敷きこみ完了です。
この時、肩からお尻まで、体の一番の重い部分がカバーされるように敷くのがコツです。

体の下に敷きこんでさえしまえば、介助されるご本人は寝た状態のまま、簡単にスライドさせることができます。ご本人は、介助で大きな力を加えられることや、無理な体制を強いられることがありません。

また、ベッド脇に立っている介助者がベッド上のご本人の位置を変えることは、介助者の体にはとても負担の大きいことです。ヘタするとすぐに腰を痛めてしまいます。
このスライディングシートを使えば、介助者の負担を最小限に抑えることができますので、何よりも介助者にとってありがたいアイテムです。

スライディングシートは、車いす利用者の方にも活用していただけます。
ベッドから車いすへの移乗の場合、アームサポート(ひじ掛け)部分などに体重をかけて、体を持ち上げながら移ることがあると思います。
この方法は、ある程度腕の力が必要となりますが、このスライディングシートをお尻に敷いておけば、腕の力がない方でも横滑りしながら乗り移ることができます。お尻が完全に覆われるほど敷きこむ必要はなく、移動する側にお尻半分程度敷きこんでおくだけでも十分楽に滑ります。
移乗前にベッドと座面の高さを合わせておき、車いすをなるべくベッドに近づけて隙間をタオルなどで埋めておけば、さらに移乗しやすくなります。

介護タクシーの業務では、ベッド⇔ストレッチャー間の移乗でよく使います。
介助の人手が足りない時や介助されるご本人が大柄な方の場合などは、布担架で十分に体を持ち上げることが難しくなります。そんな時、スライディングシートを使えば移乗にかかる労力が少なくなり、とても助かります。

常に携行していますので、試してみたい方は遠慮なく教えてください。

【東レホームページに掲載されている動画です(YouTubeにリンクされます)】
TORAYEASY®の使い方はこちらの動画でご覧ください

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